エビングハウスの忘却曲線
エビングハウスの忘却曲線というものがあります。
この考え方は英語学習において非常に有効性が高く、このエビングハウスの忘却曲線を意識した学習スケジュールを立てることによって、効率よく成果を上げることができます。
ではエビングハウスの忘却曲線とは何か。
エビングハウスの忘却曲線とは節約率のことを指し、1度覚えたものを再び覚え直すのに「節約」できる時間の比率のことを指します。
下のグラフはエビングハウスの忘却曲線をグラフ化したものです。

例えばこのエビングハウスの忘却曲線にあてはめると、最初に一定の単語を全部覚えるまでに10分かかった場合、20分後に覚え直すと覚え直すための時間を58%節約できるので約4分で覚え直すことができます。1日後だと34%で約7分、6日後だと25%で約8分かかることになります。
つまりは復習までの期間が短いほど、覚え直すのにかかる時間を節約できるということです。簡潔に説明すると1回目より2回目、2回目より3回目のほうが覚えるのに時間がかからないということです。
よって記憶が定着するまでは、こまめに反復復習することが大切です。
一度で覚えようとせずに、復習をする前提で学習しましょう。覚えたことを忘れないようにしようと力まずに肩の力を抜いてください。繰り返すほうが大切です。それが学習効果を上げる近道です。
エビングハウスの忘却曲線を意識した学習パターン
以下に、エビングハウスの忘却曲線を意識した単語の学習パターン例を紹介します。
500単語の単語帳を使った場合の学習例です。

まずは、1日に学習する範囲を決めます。上記学習例のように単語数でもいいし、1章2章とかでも構いません。
学習は基本的に前日の復習と当日の学習を組み合わせて行います。
このやり方をすることで、一定の範囲を定期的に学習し直すことができます。
上記学習例の場合だと、当日学習分を1日後・6日後・7日後に学習し直しています。
このような周回をしてその中でなかなか覚えられない単語があれば、それらを集中して学習する工程に変えていきます。そうやって短期記憶から長期記憶へ定着するようにしていきます。
このエビングハウスの忘却曲線の考え方を利用することで学習効率が高まります。試してみてください。
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