シャドーイングとは
みなさん、シャドーイングって知ってますよね。

シャドーイングはスピーキングの練習にいいとかリスニング対策にいいとかブログや本に書いてあって、とりあえずやってみる方が大半だと思います。
シャドーイングの疑問
英語の学習にシャドーイングを取り入れている方って多いと思いますけど、みなさんシャドーイングを漠然とやっていませんか?
みなさんはシャドーイングっていつやるのが一番効果的なのか考えたことありますか?

このシャドーイングの「いつやればいいか」に関して東京都立桐ヶ丘高等学校が行った検証結果があります。※この検証はリスニングに対しての検証です。
東京都立桐ヶ丘高等学校の検証
検証は学生を次の3グループに分けて行われました。
- 成績上位者(偏差値55以上)
- 成績中位者(偏差値55未満45以上)
- 成績下位者(偏差値45未満)

ただここで成績上位者は偏差値55以上って言われてもピンときませんよね。
偏差値55ってどのくらいなのか調べてみたところ、大学だと東洋大学・駒澤大学あたり、英検だと2級、TOEICだと550くらいだそうです。

2通りのシャドーイング
この3つに分けたグループで2通りのシャドーイングを行いました。
- 教材の導入時にシャドーイングを行う
- 教材の復習時にシャドーイングを行う
その結果、成績上位者とその他の生徒ではシャドーイングを行うタイミングでテストの結果が変わったんです。
検証の結果
- 成績上位者は教材導入時のシャドーイングでテストの成績が向上
- 成績中位者・下位者は教材復習時にシャドーイングを行うことでテストの成績が向上

この検証では成績上位者とその他の方で結果が違った理由として
- 成績上位者は既知の教材だと負荷が低い
- 成績中位者・下位者は未知の教材だと負荷が高すぎる
のではないかと言っています。
実際の資料を確認したい方はこちら
効果的なシャドーイングプラン
この検証を踏まえてシャドーイングでの学習プランを立てると
【成績上位者】
- 未知の教材を使ってシャドーイングをする
- 次にその教材の内容を学習する
【成績中位者・下位者】
- まずは教材の内容を学習する
- 次にその教材を使ってシャドーイングをする
というのが効果的な学習方法になるのではないかと思います。

せっかく学習をするなら、できるだけ効率的に学習したいですね。
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